基礎代謝を高める方法

     体温と褐色脂肪細胞

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■ 体温維持活動
ヒトは、体温を一定に保つ恒温動物です。
身体が寒いと感じると、体内に溜めたエネルギーを燃焼し、その熱で体温を維持します。
これもエネルギーをたくさん消費する基礎代謝のひとつです。

基礎代謝が正常であれば、平熱は36℃台に保たれているのが通常です。
体温が1℃低いと、1日約140キロカロリー消費できなくなるのです。
脂肪に換算すると約20グラムになり、1ヶ月で0.6キロも太ってしまうことになります。さらに体温が低いと、内臓の働きが弱くなったり、肌の新陳代謝が鈍くなったり、エネルギーの消費量も減少していくのです。つまり基礎代謝がどんどん低下していくということです。

平熱が36℃台でも寒い部屋にいて体温を上げるためにエネルギーを燃やすことができないで、基礎代謝量が低下してしまう体質の人もいます。クーラーなどで冷えた部屋にいると身体が冷えてしまうクーラー病の人も、同じ体質だと言えます。カロリーを消費できないで、溜め込む体質になっている可能性が高く、平熱が36℃台であっても体質によっては安心はできません。
■ 褐色脂肪細胞
エネルギーを燃やしてカロリーを燃焼させる細胞のことを褐色脂肪細胞といいます。体が寒さを感じると白色脂肪細胞というエネルギーを貯える細胞から褐色脂肪細胞が燃料を受け取り、それを燃やして熱を生み出し体温を上げます。

その褐色脂肪細胞の働きが悪くなると体脂肪を燃やすことができず、体温を上げられません。つまり褐色脂肪細胞を活性化すれば、体温も基礎代謝も上げられるのです。褐色脂肪細胞は首と肩甲骨付近に密集しています。そこで熱を生み出し、全身に温かい血液を送ることで体温を上昇させているのです。

体には寒さを感じとる冷点というセンサーのようなものがあります。そこを刺激してやると、体は寒いと感じて、褐色脂肪細胞が働くスイッチをオンにすることになります。全身の中で冷点が最も多いのが唇なのです。しかし、唇は頻繁に冷たいものに触れているので、その度に体温を上げてはいられません。すなわち唇はスイッチにはなりません。

そこで、唇の次に冷点が多いのが手です。手が褐色脂肪細胞活性化のスイッチになるのです。しかも手は全身の中でもっとも脳の感覚野の領域が広い場所です。冷たいものを触ると脳に寒いという情報が大量に伝わるのです。すると脳が体温を上げなければと判断して、褐色脂肪細胞を活発に働かせるのです。
■ 褐色脂肪細胞活性化
褐色脂肪細胞を活発化にすれば基礎代謝は必ず上がります。

1.水を入れたペットボトルを冷凍庫で凍らせます。ペットボトルが凍ったらそのペットボトルを握り、まず褐色脂肪細胞にスイッチを入れます。
2.平泳ぎをするような感じで腕をクルクル回し、首を上下に動かします。
3.15秒程度腕を回したら、一度お湯で手を温めます。これを5回繰り返すのです。

※ただし、やりすぎには注意しましょう。身体に違和感を感じた場合には決して無理に続けないようにしてください。

このトレーニングを1日5回、2週間続けて見事、基礎代謝量が標準値までアップした人もいます。褐色脂肪細胞周辺の血流をよくしてあげると、全身に温かい血液が送られ、体が活発化して基礎代謝を高められます。

褐色脂肪細胞を活性化するポイントとしていえることは、褐色脂肪細胞そのものに直接刺激を与えることです。褐色脂肪が密集している首に温度差をつけながら、シャワーをかけて刺激を与える方法などがあります。

40℃のお湯と、20℃の冷たい水を交互に30秒ずつ5回、首の後ろに当てます。こうすることで確実に褐色脂肪細胞は活性化します。この方法の難点は冷たい水を身体に直接かけないとだめなので辛いことがあげられます。タオルを冷たい水で絞ったり、暖かいお湯で絞ったりする方法であれば毎日続けられると思います。


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